瑠璃: 島岡さんは「吉本」所属なんですってね。
島岡: ハイ。でも、吉本の俳優部門にいるので、お笑いとは関係ないんですよ。
瑠璃: あれ、でも、今在籍している劇団は、「コメディユニット磯川家」っていうんでしょ???
島岡: 確かに、混乱しやすいですよね(笑)。まあ、いろいろやってはいるけれど、単に“役者”であるとシンプルにとらえていただくのがいいかと・・。
瑠璃: そうなんですか。じゃ、ふだんはシリアスな役なんかもやるわけね。
島岡: ええ、もちろん。
瑠璃: じゃあ、台詞を覚えたりもするんでしょ?あれって、どうやって覚えるんですか?
島岡: ほとんどの人は暗記するみたいですが、僕は読み合わせのときの雰囲気を覚えておいて、日常の中でそれを思いだしながら、身体に叩き込んでいくんです。芝居は身体と心ですから、頭で考えていると“間”が違ってくるんですね。
瑠璃: 役者魂を感じるわ! そうやって役にはまっていくわけね。
島岡: そうですね。台本を読んで、その人の日常を考えると、自分が演じる人物のビジョンが作れるんです。それさえ出来れば、あとはもうその役にやらせるって感じですね。
瑠璃: その役になりきるって、そういう感じなのかな。
島岡: ええ、そうですね。そうやって、一回演じるたびになりきって、また役をリセットしていくんです。
瑠璃: え?せっかく身に着いた役なのに、リセットしちゃうの?
島岡: そのリセットがないと、役が僕に近づいてきちゃって、おかしなことになっちゃうんですよ。 演出家は、僕じゃなくて、役の人物像がほしいわけなんですから。それに、あまり役に入り込むと、客観的に自分を見られなくなる。お客さんと同じ第3者の目を常に持っていることも、独りよがりにならないためにも必要なんです。
瑠璃: そうなんだ。厳しいんですね。そんなきびしい世界にはまったきっかけは何?
島岡: それが、けっこういい加減なんですよ(笑)。中学時代に、将来なりたい職業を聞かれて、最初は獣医と答えていたのが、『GTO』を観れば先生に、『踊る大捜査線』が流行れば刑事にと、あまりコロコロ変わるので、先生に「それなら役者になったら。いろんな役ができるよ」と言われたのがきっかけです。
瑠璃: たしかに、誰それの舞台で感激して・・・という答えを期待していると、あれ、という軽さだわね。
島岡: 感激もありますよ、もちろん。野田秀樹さんの舞台なんか、観ていてボロボロ泣いちゃいますよ。日本語の力がすごいんですね。
瑠璃: 日本語?短歌やっている私としては、聞き流せない部分だわ。
島岡: 野田さんの『赤鬼』なんて、世界中でやっているじゃないですか。英語やタイ語でやっているのを観ても、言葉の響きが心地よくないんですね。日本語のときのように伝わってくるものがなかった。やっぱり日本人だから、日本語の持つ力にこだわりたいんです。
瑠璃: じゃあ、将来、ハリウッドからオファーがあったとしても・・。
島岡: 興味ないです(きっぱり!)。
瑠璃: 気に入った!!気に入りついでにお聞きしますが、好みの女性は?
島岡: 一緒にいて落ち着く人ですね。
瑠璃: というと、対象年令は・・??
桜子: 瑠璃さん、何とかして「年上」の一言を引き出そうとしてません?
島岡: (爆笑) でも、周りからは、オマエ、年上がいいよ、と、よく言われますよ。確かに、同年代のチャラチャラした子とは付き合いたくないですね。
瑠璃: その真面目な感じ・・・ほっとけないわ。 ところで、ご両親をとても尊敬していらっしゃるんですってね。
島岡: そうですね。「好きならとことんやったら」と、小言ひとつ言わずに、こういう道に進むことを許してくれた両親のことを考えると、どんだけ器が大きいんだって思いますね。
瑠璃: 役者さんも芽が出るまでは、大変なんでしょう?
島岡: 事務所も、「若いうちは大金渡すといいことない」と言って、若い芸人さんにはあまりお金を持たせないようにしているんです。こっちのことを考えてくれているような、言い訳のような、よくわからないスタンスですけどね(笑)。
瑠璃: だから、やっぱり年上よ。私、ランチぐらいなら、いつでもご馳走しますから。
桜子: 瑠璃さんッ!!
瑠璃: 島岡さんは1985年生まれだから、今年27歳かあ。役者さんといっても、それだけでやっていくにはまだ若いと思うの。TVとかのお仕事はどうなんですか?
島岡: 拒むものではありませんが、やっぱり舞台の生のリアクションは魅力ですね。
瑠璃: いいわよねー。舞台から響いてくる島岡さんの台詞が、すーっ心に入ってきて・・・。それを、私は短歌にする。さらさらっと筆書きして、桜子ちゃんに楽屋にもっていってもらう・・・。
桜子: ちょっとちょっと、一人で何妄想しているんですか。
島岡: そこまでお客さんの心を動かせたら、役者冥利に尽きると思います。年上の方からの、手書きメッセージばかりだとさすがにちょっと困惑するでしょうが、そういうリアクションをしていただけるような俳優を目指したいと思います。
瑠璃: 頑張って。応援してます♡

(左・芝居について熱く語る島岡さん。右・“日本語の力”では瑠璃さんと意見交換)
舞台が趣味のようなものだと語る島岡さん、自分が愛するものを提供して、その見返りにいただくお金は“ご利益”だと思うわ。“利益”を追い求める時代は過去のもの。まさしく時代に乗ってる!
ハリウッドに興味ない???その理由が「日本語の響きが好き!」だらからっていうのが瑠璃的には大ヒットなの!日本の素晴らしさを伝えていきたいと思っている私にとって日本語の持つ“音霊”“言霊”に何かを感じてくれる若者ってとっても貴い!
好きな休日の過ごし方・・・・のんびり散歩
好きな言葉・・・・「おかえり」
好きなタイプ・・・・落ち着いた人
・ ・・・なんか肌が合うわ!?
彼に贈る歌はこれ
花びらを
重ねるように
恋をして
心に咲いた
美しい時(とき)
一枚一枚花びらをワイヤリングして、どんどん、どんどん重ねて大輪の薔薇や百合、グラジオラスのブーケを作る技法があるんだけど(ここはフラワーコーディネーターとしての知識☆)、作業は繊細で時間がかかって、とても大変!でも、出来上がったブーケは圧倒的な存在感、他のブーケとは一線を画してる!
いろんな経験をしてそんな大輪のブーケになっていただきたいわ。
年始だし、若い彼だし、今回はあまりエロスがまとわりつかない歌を贈ります!?
今年もまた美しい時間を重ねてね。
by瑠璃
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
目力がとても強くて、印象的な方。個性的な役者さんに成長していきそう。
演じる役によって、普段の印象もガラッと変わるそうで、さすが役者さん!本来のご自身の姿を消すのが上手いんだなぁと思いました。
一緒にいて落ち着く人が好みとの事で、彼には、年上の女性の方が合うのかも〓
うふ〓
by桜子
新年第1回目のイイ男は、日本語の響きをこよなく愛す俳優・島岡亮丞(しまおかりょうすけ)さん。花歌人・瑠璃さんとは、心の琴線にしなやかにふれあう仲。“和の美しさ”を語る言葉に、熱いときが流れました。