昼は強い太陽の下、夜はやさしい月の光を浴び、ゆっくり乾燥させるイエメンのコーヒーには、凝縮した独特の風味があり、“アラビアのワイン”と呼ばれ、世界で珍重されるようになったそうです。
そのうち、豆を出荷する港が、イエメン南西部のモカ港だったことから、イエメン産のコーヒーはすべて「モカ」と呼ばれるように。
なんかエキゾチックなお話ですね!
ところで、そのモカコーヒーの異国情緒にふさわしいコーヒーハウスが、代官山駅近くにオープンしました。
その名も「Mocha Coffee(モカコ-ヒー)」。
イエメンから選りすぐりのコーヒーチェリーを入手し、1杯ずつハンドドリップでいれてくれるモカ専門のお店です。
小さなお店ながら、コーヒー通のお客さんが入れ代わり立ち代わり。
とくに驚くのは、外国人のお客さんが多いこと。
確かにお店のインテリアも、どこか外国的な雰囲気。異国の人を惹きつける何かがある・・・?
それもそのはず、このショップのオーナーは、フセインさんという正真正銘のイエメンの方。
ロンドンに留学していた日本人の奥様と知り合い、恋に落ち、こうして日本にやってきたのだという。
なんて、ロマンチックなんでしょう!!


(左・1杯ずつドリップ式でいれるコーヒー。 右・珍しいイエメンのスィーツもお試しあれ。)
もともとコーヒー通だったフセインさんは、ときどきイエメンにお帰りになり、標高の高い山々にあるコーヒーベルトをたずね、他国にはない個性的な豆を入手してくるのだそうです。
そのコーヒーを選ぶ確かな目は、日本国内のコーヒー通の間に静かに知れ渡り、かなり遠い所からも足を運んでくる方もいらっしゃるとか。
ちょうど取材に行ったときも、千葉でコーヒーショップをやっていらっしゃる常連さんが来ていて、豆も買って帰られました。
また、このお店は代官山という土地柄、セレブがお忍びでやってくることも。
どなたとは申しませんが、「ここのコーヒー、美味しいねーー」と、深々とかぶった帽子の下で、おっしゃった方もいらしたとか。
コーヒーが最高なのは、言うまでもありませんが、ギシルというコーヒーの皮を煮出したお茶も美味。
ドライジンジャーとシュガーを入れた香りと甘みは、イエメンのお菓子にぴったり。
味と雰囲気で、本物イスラムの世界を満喫できるコーヒーハウス「Mocha Coffee」。
ぜひ一度体験してみてはいかがでしょう。

(左・どことなく外国風情が漂う。 中・フセインさんと奥様。いい感じ・・。 右・アラビア文字がおしゃれ!)
「Mocha Coffee」HPはこちらから
ふだん何気なく「モカ」と呼んでいる、あのモカコーヒー。