「富岡製糸工場」世界遺産登録で、日本のシルクが再注目!

CULTURE 
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やりましたね!という何通かのメールが、「富岡製糸工場登録」のニュースが流れた後、なぜか、ワタクシのもとに。

確かに予想はされていて、ほぼ間違いなし、とは言われていましたが、実際に決まると嬉しいものです。

でも、私たちより、もっと喜んでいるのが、この富岡製糸工場系列のシルクを使ったブラシを作っているフジセイという会社のW社長。

W大理工学部化学科のご出身ながら、紆余曲折して、シルクにほれ込み、現在のお仕事に。

シルクを使うといっても、よくあるスカーフとか、ブラウスとか、なぜかそういうものではないものに着目。

もともとコスメのブラシを扱っていたこともあり、W社長が作ったのが、洗顔ブラシと口内ブラシなのです。

これが大ヒット!

かの有名な通販番組に3回出したところ、いずれも1時間の番組終了を待たずに完売に。

なんで、そんなに人気になったかというと・・・。

W社長がシルクに目をつけたのは、生糸が持つ保湿力と抗菌力なんですね。

繭(生糸)にはセリシンという天然保湿成分が含まれていて、絹糸になるためのアミノ酸(セリン)を豊富に含んでいる。

そのセリシンは保湿力が強く、それゆえ過酷な労働で日本の近代化に貢献した製糸工場で働く女性たちは、疲労困憊の中も手肌だけは美しかったそうです。

このブラシは、まさにそんなシルクの力を活用させた賜物。

また、W社長のお話によると、シルクは今ほとんどが中国産になってしまっていて、国産シルクを守ろうという動きが皇室中心にあるのだそう。

今回の世界遺産登録をきっかけに、シルクを愛する人たちがコラボレーションして、様々な運動もスタートするとか。

 

実際のところ、今回の富岡製糸工場の世界遺産登録は、生糸生産というよりは、日本の近代化に貢献したことを評価されての登録。

明治維新後、政府は殖産興業をめざし、官営の模範工場を各地に設立。そのひとつが、富岡製糸工場なのです。

しかしながら、殖産興業は日本を富国強兵に導き、果ては日進日露戦争へと向かっていく植民地政策の後押しをすることになるのです。

女工哀史などで、そこで働く女性たちの過酷な労働の記録も併せ持ち、負のイメージも多い遺産。

 

今回の世界遺産登録で、日本のシルクに再び光があたるきっかけになれば、少しはお返しをしてもらえるかも。

なによりお肌の美しい女性が増えるということは、手放しで喜べることではないでしょうか。

2014年、富岡製糸工場世界遺産登録。日本に美肌女性急増。

何事も、歴史の流れの中に起きるものなのです。

 

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(これが雪繭シルクブラシ。名前を変えてあの中村獅童さんも歌舞伎座で販売しているという)

 

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(こちら、口内ブラシ。歯医者さんでこのブラシを使って口内エイジングケアのDVDを作った方も)

 

 

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